太陽光パネルの廃棄処理工場見学

こんにちは。

平石です。

 

先日、太陽光パネルの廃棄・処分に関して

リサイクル処理をしている工場さんに

見学に行ってきました。

思いのほか勉強になり、楽しかったです。

NTTさんの関連会社さんです。

母体も大きく安心です。

 

先にレクチャーのお時間があったのですが、

聞くのに忙しく写真ありません。

実際の見学コースです。

持っておられるのはパネル裏のジャンクションボックスです。

最近数も位置も色々で機械に通らない場合は

何と手作業で外されるそうです。

これがもちろんずいぶんしっかりと

接着されているので大変だと思います。

次に一枚ずつアルミフレームを取り外す

機械に通していくそうです。

ここでアームが上下左右に「バキッ!!」って

感じであっという間にフレームをはがしてました。

フレームはアルミとして処理されます。

残るパネルは次へ。

こちらの工場ではガラス部分に含まれる

ヒ素に似た組成のアンチモンの安定化を

目的にされていますので、ガラス面をとにかく

粉砕・はがしていきます。

出てきたときはガラスの粉でした。

これがあのつやつやしていた青のセル。

白っぽいのはガラスの粒のせいですが。

この段々アップになる由村カメラ。

どうしてもこの方式ではガラスは残るそうで、

ヒートカッターで綺麗にはがす方式の

京都の工場さんとお互い連系されているそうです。

こちらの方式では多少の割れや歪みは大丈夫だそうです。

布か紙みたいです。

こちらは希少金属が付かれている為、

別のリサイクル工場が引き取ってくれるそうです。

これは先程のガラスから焼成された発泡ガラス。

有害物質の閉じ込め・安定化がされています。

これを砕いて消臭や土壌改良などに適した

大きさにしたものを見せて頂きました。

 

 

次はパネルの検査機です。

破棄ではなく、状態を調べるための機器だそうです。

1000Vを流してみるそうで、怖い。

 

 

こちらも検査機器です。

セルの状態を画像表示します。

 

事例として見せて頂いた画像です。

人間の目ではごく普通のパネルだったのですが

クラックでかいですね。

スネイルトレイルも見られました。

 

大量につくられた太陽電池パネルですが

いずれ寿命が来ます。

その時にどうするかは急いで考えなければいけません。

まだ、これしかないというような正解の処理方法は

無いようですが、未来に対して意識の有る

行動をしておられる企業さんを紹介して貰えて

本当に嬉しかったですし、意識が変わりました。

 

また、じっくりお話を聞きたいと思っています。

折角のエコ機器です。

未来も良いものであればと祈ります。

 

皆様拙い記事をみてくださり、

お問い合わせ頂けて本当にありがとうございます。

今後共身近な事例をご紹介していきますので

株式会社大西デンキシステムに

お気軽にご相談くださいませ。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

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